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甘エビ
スーパーの鮮魚コーナーに並んでいる甘エビは、すべておなかに青色の卵を抱えたものばかりだということに気づいたことはありませんか?
甘エビのメスを選りすぐって店頭に出しているのでは?と思ってしまいますが、実はそうではありません。
甘エビの推定寿命は11歳程度といわれていますが、体が小さい間はほとんどがオスでも、体が大きくなる4歳以上になるとほとんどがメスになってしまうのです。
なぜそうなるのかはよく分かっていないのですが、一般的には体が大きくなってからの方がたくさんの卵を抱えることができるためと考えられています。
ほかに性転換するエビには、甘エビより少し大きめのボタンエビが知られています。
性転換するエビは、エビの中でも小ぶりな種類のものに限られるようです。
極寒の海で外的から身を守りながら子孫を残していかなければならない甘エビやボタンエビは、苛酷な環境に適応するためにこのような優れた生き残り術を身につけたと考えられま
す。
甘エビを含め、エビは一般的にいって高タンパクで低脂肪、糖質ゼロのダイエットに適した食材です。
また、血中のコレステロールを下げ、動脈硬化などの生活習慣病の予防に効果のある”タウリン”が豊富に含まれています。
その他、血液をサラサラにして、頭の働きをよくする効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)、心筋梗塞などの血栓を予防する効果があるEPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれます。
その上、しっぽには、骨粗鬆症予防、骨の強化作用があるカルシウム、便秘や冷え性に効果のあるキチン質が多量に含まれています。
いつもは食べ残されてしまうしっぽの部分も、てんぷらやフライなど火を通したときにはゆっくり味わってみることも、健康のためにはいいかもしれません。
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