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柿の原産地はアジア(日本・中国・韓国)、学名は「ディオスピロス=カキ(神の食べる果物=柿)」です。
柿の木は英語でpersimmonといいますが、柿の実はそのまま「kaki」。
日本発の味覚です。

柿の種類は1000以上あるといわれています。
味により、「完全甘柿」「不完全尼甘柿」「完全渋柿」「不完全渋柿」の4つに分けられます。
「完全甘柿」は、種子の有無に関わらず熟し、甘くなる柿です。
「不完全甘柿」は、種子の数が多いと甘く、種子の数が少ないと渋くなる柿です。
「完全渋柿」は、種子の有無に関わらず常に渋い柿です。
「不完全渋柿」は、渋柿であるが、わずかに種子が入ると種子の周囲にゴマができて、その部分が甘くなる柿です。
北国で渋柿が多いのは、気温の影響によるものです。
甘柿であっても、成熟する時期の平均気温が低いと渋みが残る場合があるためです。
甘柿の渋抜けには、夏と秋に高めの気温が必要です。

柿の渋みの元は「タンニン」、別名「柿ポリフェノール」です。
ポリフェノールとは、ガンや動脈硬化など様々な病気の原因とされる活性酸素の働きを抑えるといわれています。
柿には赤ワインの10倍、お茶の30倍ものポリフェノールが含まれています。

渋抜きをしても、栄養価には影響がありません。
渋抜きとは、渋を舌に感じさせなくするだけなのです。

お酒を飲む前に柿や干し柿を食べることで、悪酔いしなくなるといわれています。
これは、柿に含まれているタンニンや植物繊維がアルコールの吸収を抑え、柿の酵素がアルコールを分解するためです。
また、柿に多く含まれているカリウムには利尿作用があるので、二日酔いの朝に食べても効果的です。

 

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