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おけさ柿

新潟県の渋柿の生産量は全国でも有数です。
新潟県で生産される「平核無」「刀根早生」の2種類の品種は、「おけさ柿」「八珍柿」と呼ばれています。
「八珍柿」は、種がないのに実がなるということから、越後七不思議に続く8番目の珍しい柿という意味と、”おいしくて珍味である”というところから来ています。

新潟県で柿の生産が盛んな理由としては、昭和初期の米の不作と米価暴落にまでさかのぼります。
農民は貧困に苦しんでおり、当時の佐渡・羽茂村農業会の杉田清氏が、この苦境を乗り切るため稲作以外の農業として柿を生産することを決めたことに始まります。
山形・庄内地方から、苗木2000本、接木用小枝15000口を購入し、佐渡に導入しました。
現在の主な産地は、佐渡全域のほか、新潟市(旧巻町、旧新津市)です。
旧新津市に、樹齢約300年の「平核無(八珍柿)」の原木があります。

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