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かきのもと
「かきのもと」とは、新潟名物の食用菊の種類です。
菊を食べるのは、新潟県と山形県の一部のみの風習のようです。
「かきのもと」の特徴は、綺麗な薄紫色と、シャキシャキした歯ごたえ感、そしてほんのりした甘さと香りです。
なぜ「かきのもと」と呼ばれるのかは定かではありませんが、
1.昔は家の境界線である垣根の根元に植えていたから
2.柿の実が色づく頃に花が咲くから
3.柿の木の下に生えていた菊がおいしかったから
などの説があります。
また、新潟県中越地方では、同じ系統の菊が「おもいのほか」と呼ばれています。
文字通り、「食べたら思いのほかおいしかった」ことから名がついたというのが有力な説です。
山形県荘内地方では、この菊が「もってのほか」になります。
由来は、「あまりにおいしいので、嫁に食べされるのはもってのほか」「天皇家の御紋である菊を食べることなどもってのほか」など、諸説あります。
軽くゆで、酢醤油で食べるのが一般的です。
サラダの彩りに加えても綺麗です。
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